当サイトはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を利用しています

不動産投資ローンの借り換えメリットと進め方|損しないための判断基準

融資・ローン

物件を買ったときの融資条件が、今の自分にとって最適とは限りません。購入当初は属性も実績も乏しく、金利の高い金融機関しか選べなかった。でも数年運営して確定申告の内容も整ってきた。そんなときに検討したいのが借り換えです。

借り換えがうまくいけば、毎月の返済額が下がり、キャッシュフローが直接的に厚くなります。不動産投資において返済額は支出の最大項目なので、ここを削れる効果は他の施策とは桁が違います。

ただし、借り換えには諸費用がかかります。金利が下がっても、費用が削減額を上回れば損をします。この記事では、借り換えのメリットと注意点、判断の基準、そして実際の進め方までを整理します。

ナビ助
ナビ助
借り換えって「金利が下がってラッキー」で終わる話じゃないんだ。手数料を引いて残るかどうかが全て。

不動産投資ローンの借り換えとは

新しい融資で既存の借入を返す仕組み

借り換えとは、別の金融機関から新たに融資を受け、そのお金で現在のローンを一括返済する手続きです。物件を売買するわけではないので所有者は変わりませんが、抵当権の設定をやり直すため、登記の手続きが発生します。

手続き上は「新規融資を受ける」のとほぼ同じで、審査も一から行われます。現在返済に問題がなくても、審査に落ちれば借り換えはできません。

借り換えで変えられる条件

借り換えで見直せるのは金利だけではありません。

  • 金利(水準そのもの)
  • 金利タイプ(変動から固定、またはその逆)
  • 返済期間(延長できる場合がある)
  • 団体信用生命保険の内容
  • 取引金融機関(今後の追加融資の相談先)

特に返済期間の延長は、金利が変わらなくても毎月の返済額を下げられる手段です。総支払利息は増えますが、目的がキャッシュフローの確保であれば選択肢になります。

融資の仕組みや金融機関との向き合い方は、不動産投資ローンを扱った本で一度整理しておくと、条件を比べるときの判断がしやすくなります。

関連商品をCheck!!👉 「不動産投資ローンの本」を見る
Amazon 楽天

借り換えのメリット

1. 毎月の返済額が下がる

最も直接的な効果です。借入残高が大きく、残存期間が長いほど、わずかな金利差でも削減額は大きくなります。手残りが厚くなれば、突発的な修繕や空室への耐性も上がります。

2. 総支払利息を圧縮できる

返済期間を変えずに金利だけを下げれば、支払う利息の総額が減ります。長期のローンでは、この差が数百万円規模になることもあります。

3. 金利上昇リスクを固定できる

変動金利から固定金利へ切り替えれば、以後の金利上昇の影響を受けなくなります。当初の金利水準は上がることが多いものの、長期保有を前提にするなら、返済額を確定させる価値があります。

4. 取引金融機関を増やせる

意外と見落とされがちな効果です。借り換えによって新しい金融機関との取引実績ができれば、次の物件購入時の相談先が増えます。1行だけに依存している状態は、その金融機関の方針が変わったときに動けなくなるリスクを抱えています。

5. 団信を見直せる

借入当初は団信なしで契約していた、あるいは保障内容が限定的だったという場合、借り換えのタイミングで内容を見直せることがあります。ただし、年齢が上がっているぶん健康状態の告知で引っかかる可能性もあるため、事前に確認が必要です。

ナビ助
ナビ助
金利以外にも変えられるものがあるんだよね。取引先が増えるのは、規模を広げたい人にはけっこう大きいメリットだよ。

借り換えの注意点

1. 諸費用が数十万円から百万円単位でかかる

借り換えには次のような費用が発生します。

費用項目 内容
融資事務手数料 新しい金融機関に支払う。定額型と定率型がある
保証料 保証会社を使う場合に発生
印紙税 金銭消費貸借契約書に貼付
抵当権抹消費用 既存ローンの抵当権を外す登記
抵当権設定費用 新しい抵当権を設定する登録免許税・司法書士報酬
繰上返済手数料 既存の金融機関に支払う場合がある
火災保険の変更手続 質権設定の変更などが必要な場合がある

これらの合計は借入額によって変わりますが、まとまった現金が必要になります。金利差で減る利息の総額から、この諸費用を差し引いて、なお残るかどうかが判断の分かれ目です。

2. 固定金利期間中は違約金が発生することがある

固定金利特約の期間中に繰り上げ返済すると、残存期間分の利息相当額を請求されるケースがあります。金額が大きくなることもあるため、契約書の該当条項を必ず確認してください。

3. 審査に落ちる可能性がある

借り換えは新規融資と同じ審査を受けます。購入時より年齢が上がっている、他の借入が増えている、物件の築年数が進んでいる、といった要因で評価が下がることがあります。特に建物の法定耐用年数の残存期間が短くなっていると、返済期間を長く取れず、月々の返済額がかえって上がる場合もあります。

4. 既存の金融機関との関係が悪化する可能性

借り換えは、既存の金融機関から見れば取引を失うことです。将来その金融機関から追加融資を受ける可能性があるなら、関係性への影響も考慮したいところです。まずは既存の金融機関に金利引き下げを相談してみる、という順序も現実的です。

5. 手間と時間がかかる

書類の準備、複数金融機関への相談、面談、審査待ち、契約、決済。全体で数ヶ月かかることも珍しくありません。この手間に見合う削減額があるかどうかも、判断材料の一つです。

注意

借り換えの効果は、必ず総額でシミュレーションしてから判断してください。「金利が1%下がる」という表現だけで判断すると、諸費用や返済期間の変化を見落とします。試算の結果、借り換えないほうがよいという結論になることも普通にあります。

借り換えを検討すべきタイミング

金利差が明確にある

現在の金利と、借り換え先で提示される金利にはっきりした差があるかどうかが出発点です。差が小さければ、諸費用で相殺されてしまいます。

借入残高が大きい

同じ金利差でも、残高が大きいほど削減額は大きくなります。残高が少なくなってからの借り換えは、諸費用に見合わないことが多くなります。

残りの返済期間が長い

効果が及ぶ期間が長いほど、累積の削減額は増えます。返済終盤での借り換えは効果が限定的です。

運営実績と属性が改善している

購入から数年が経ち、確定申告で安定した収支を示せるようになった、年収が上がった、他の借入を完済したといった変化があれば、当初より良い条件を引ける可能性があります。

ポイント

「残高が大きい・残存期間が長い・金利差がある」の3つがそろっているときほど、借り換えの効果は大きくなります。逆に、どれか一つでも欠けていると、諸費用に負けやすくなります。

借り換えの進め方

ステップ1:現状を正確に把握する

返済予定表を用意し、借入残高・金利・残存期間・毎月の返済額・繰上返済手数料の有無を洗い出します。契約書の固定金利特約に関する条項も確認しておきます。

ステップ2:既存の金融機関に相談する

いきなり他行に行く前に、まず現在の金融機関に金利引き下げの相談をしてみる方法があります。応じてもらえれば、諸費用ゼロで金利だけ下がるという最も効率の良い結果になります。

ステップ3:複数の金融機関に打診する

条件を比較するには、複数から見積もりを取る必要があります。ただし、短期間に何社も本審査を申し込むと信用情報に申込履歴が並ぶため、まずは事前相談で感触を確かめ、本審査は絞って進めます。

ステップ4:総額でシミュレーションする

ここが最も重要な工程です。次の2つを計算して比較します。

  • 借り換えなかった場合の、残存期間の総支払額
  • 借り換えた場合の、残存期間の総支払額+諸費用

加えて、毎月のキャッシュフローがどう変わるかも見ます。総支払額が増えても、毎月の手残りが厚くなることを優先するという判断もあり得ます。

この試算を条件を変えながら何度も回すなら、カシオの金融電卓 BF-750のようなローン計算・繰上返済計算・借換計算に対応した専用機があると効率的です。借換計算が機能として用意されているため、金利と期間を入れ替えた比較が手早くできます。表計算ソフトで毎回式を組み直すのが面倒だと感じている方には、机上に置いておく道具として選択肢になります。

関連商品をCheck!!👉 「カシオ 金融電卓 BF-750」を見る
Amazon 楽天

ステップ5:申し込みと決済

条件が固まったら本審査に進みます。承認後は、新しい金融機関からの融資実行と既存ローンの一括返済、抵当権の抹消と設定を同日に行うのが一般的です。司法書士が手続きを担当します。

あわせてやっておきたいこと

火災保険も同時に見直す

借り換えのタイミングは、火災保険を見直す好機でもあります。補償内容が物件の実態に合っているか、水災補償が本当に必要な立地かを確認しましょう。物件のハザードリスクはハザードマップポータルサイトで調べられます。

帳簿の整備を進める

借り換え審査では確定申告書の内容が見られます。記帳が雑だと、実態より収益性が低く見えてしまうこともあります。やよいの青色申告 オンラインやマネーフォワード クラウド確定申告といったクラウド会計を使えば、銀行口座やクレジットカードとの連携で家賃入金や経費の取り込みが自動化でき、記帳漏れを減らせます。料金プランは改定されることがあるため、詳細は各公式サイトをご確認ください。

物件の資産価値を確認する

借り換え審査では担保評価も行われます。エリアの取引価格や地価の動向は、国土交通省の不動産情報ライブラリで確認できます。自分の物件の相場観を持っておくと、金融機関との会話も具体的になります。

知識を補強する

融資条件の交渉は知識差が結果差になります。石原博光『まずはアパート一棟、買いなさい!』のような実務書は、金融機関との向き合い方まで踏み込んで書かれています。基礎から確認したい方には、『めちゃくちゃ売れてるマネー誌ZAiが作った 恐る恐るの不動産投資』のようにマンガと文章で構成された入門書もあります。

関連商品をCheck!!👉 「まずはアパート一棟、買いなさい!」を見る
Amazon 楽天
関連商品をCheck!!👉 「恐る恐るの不動産投資」を見る
Amazon 楽天
ナビ助
ナビ助
借り換えのついでに保険と帳簿も片付けちゃうのが効率いいよ。どうせ書類を引っ張り出すことになるからね。

よくある質問

Q. 借り換えは何年目からできますか

金融機関によって扱いが異なります。返済実績を一定期間求められることが多く、購入直後の借り換えは難しいのが一般的です。既存の契約に繰上返済に関する制限がないかもあわせて確認してください。

Q. ノンバンクから銀行への借り換えはできますか

運営実績が良好で、物件の耐用年数が残っていれば、応じる銀行はあります。金利差が大きくなりやすいため、効果も出やすい組み合わせです。ただし、審査基準は銀行のほうが厳しいため、事前相談で感触を確かめてから進めるのが確実です。

Q. 複数の物件をまとめて借り換えられますか

金融機関によっては、複数物件をまとめて融資し直す取り扱いがあります。手続きが一本化されるメリットがある一方、まとめたことで一つの物件を単独で売却しにくくなる場合があります。出口戦略との兼ね合いで判断してください。

Q. 借り換え中に物件を売却したくなったらどうなりますか

審査中に方針が変わった場合、申し込みを取り下げることは可能です。ただし、すでに発生した費用(事前費用や司法書士の着手分など)は戻らない場合があります。売却の可能性が高いなら、借り換えは急がないほうが無難です。

Q. 借り換えで返済期間を延ばすと損ですか

総支払利息という一点だけを見れば増えます。しかし、毎月の手残りが厚くなることで運営が安定し、空室や修繕に耐えられるようになるという効果もあります。何を優先するかで評価が変わる論点です。融資や返済の条件について疑問が残る場合は、金融庁の金融サービス利用者相談室で相談を受け付けています。

Q. 自己資金を入れて残債を減らしてから借り換えるべきですか

残債を減らしてから借り換えると、担保評価に対する借入割合が下がるため審査が通りやすくなり、金利条件も良くなる可能性があります。ただし、手元資金を使い切ってしまうと、空室や突発的な修繕に現金で対応できなくなります。年間家賃収入の一定割合は予備資金として残しておくという考え方があり、どこまで投入するかは手元流動性とのバランスで決めるべき論点です。

Q. 借り換えの相談はどの順番で回るのが効率的ですか

まず既存の金融機関に金利引き下げを打診し、その回答を持ったうえで他の金融機関に相談するのが一つの型です。地域金融機関を検討するなら、営業エリアの要件を先に確認しておくと空振りを避けられます。相談時には返済予定表・確定申告書・物件資料・レントロールを揃えておくと、その場で概算の条件を出してもらいやすくなります。資料が揃っていないと、それだけで数週間の遅れが生じます。

まとめ

不動産投資ローンの借り換えは、キャッシュフローを大きく改善できる有効な手段です。金利だけでなく、返済期間・金利タイプ・団信・取引先まで見直せる機会でもあります。

一方で、諸費用は決して小さくありません。「残高が大きい・残存期間が長い・金利差がある」という条件がそろっているかを確認し、総額でシミュレーションしたうえで判断してください。まずは既存の金融機関への金利引き下げ交渉から始めるのが、費用をかけない現実的な一歩になります。

📦 この記事で紹介した商品

👉 「不動産投資ローンの本」を見る
Amazon 楽天

👉 「カシオ 金融電卓 BF-750」を見る
Amazon 楽天

👉 「まずはアパート一棟、買いなさい!」を見る
Amazon 楽天

👉 「恐る恐るの不動産投資」を見る
Amazon 楽天

タイトルとURLをコピーしました