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保有しているワンルームや一棟アパートの売却を考え始めたとき、最初にぶつかるのが「いくらで売れるのか分からない」「どの不動産会社に頼めばよいのか分からない」という悩みです。出口戦略は、購入や運用と同じくらい投資の成果を左右します。ただ、1社ずつ訪ね歩いて査定を頼むのは手間がかかり、1社だけの意見で決めると比較の材料が足りません。
そこで選択肢になるのが、一度の入力で複数の不動産会社に査定を依頼できる一括査定サービスです。この記事では、ズバット不動産売却の仕組み、対象になる物件、利用料、向いている人と向かない人、デメリットまでを、公式サイトで確認できた内容にもとづいて整理します。査定額や売却価格の上振れを約束する記事ではなく、利用前に知っておきたい点を中立にまとめた記事です。

ズバット不動産売却とは?サービス概要
ズバット不動産売却は、売りたい不動産の情報を入力すると、提携する不動産会社に査定を依頼できる一括査定サービスです。運営は株式会社ウェブクルーで、公式サイトでは最大6社に一括で査定を依頼できると案内されています。入力は物件の種別と所在地、連絡先といった基本情報が中心で、公式サイトでは「カンタン58秒で入力完了」とされています。
| サービス名 | ズバット不動産売却 |
|---|---|
| 運営会社 | 株式会社ウェブクルー(東京都世田谷区三軒茶屋二丁目11番22号) |
| サービス内容 | 不動産の売却査定を、提携する不動産会社へ一括で依頼できるサービス |
| 査定依頼できる数 | 最大6社(公式サイトの案内) |
| 選べる物件種別 | マンション/戸建て/土地/マンション一棟/アパート一棟/ビル一棟/その他 |
| 利用料 | 利用者は無料(利用規約に記載) |
| 情報管理 | ISO27001に基づく管理を行っていると公式サイトに記載 |
注目したいのは、物件種別にマンション一棟、アパート一棟、ビル一棟が含まれている点です。自宅だけでなく、投資用の一棟物件も入力の選択肢に用意されています。区分マンションのオーナーだけでなく、一棟ものを保有している方も、同じ流れで査定の依頼を出せます。ただし、個々の物件について実際に対応できる会社があるかどうかは、所在地や物件の条件によって変わります。
査定の仕組みと流れを詳しく紹介
公式サイトで案内されている3ステップ
公式サイトでは、査定依頼までの流れが3つのステップで示されています。
- 物件情報を入力する(物件種別、都道府県・市区町村・町域、連絡先など)
- 複数の不動産会社に査定を依頼する(最大6社)
- 各社からメールや電話で届く査定結果を比較する
つまり、依頼を出したあとは各社からの連絡を待ち、届いた査定結果を自分で比べるという進め方です。査定額だけでなく、担当者の説明の分かりやすさや、売却の進め方の提案内容も比べる材料になります。
提携する不動産会社について
公式サイトによると、提携しているのは運営会社が定める審査基準をクリアした不動産会社です。また、依頼後に連絡があるのは、依頼のあった不動産会社だけと案内されています。連絡の頻度が気になる場合は、提案を聞いたうえで、その不動産会社に直接「連絡を控えてほしい」と伝えれば、連絡を止めてもらえると公式のよくある質問に書かれています。

投資用不動産の売却で査定を使う場面
投資用不動産の売却を考える場面はいくつかあります。たとえば、ローン残債と相場のバランスを見て、保有を続けるか手放すかを判断したいとき。複数の物件を持っていて、入れ替えを検討しているとき。相続した物件を整理したいとき。いずれも、まず今の市場でどのくらいの評価がつくのかを知ることが判断の出発点になります。売却を決めていなくても、情報収集として査定を取る人はいますが、公式サイトの注意事項には売却の意思のない査定依頼は控えるよう書かれているため、売却を前向きに検討している段階で使うのが基本です。
ズバット不動産売却の料金・費用
利用料については、運営会社の利用規約に「利用者は、当サービスを無料で利用できます」という記載があります。公式サイトのトップページでも、無料で一括査定を依頼できると案内されています。査定を依頼するだけで利用料がかかることはありません。
- 査定の依頼そのものは無料(利用規約に記載)
- ただし、提携事業者が提供する商品・サービスなどで別に対価が必要な場合は除くとも記載されている
- 売却が成立したときの仲介手数料などは、契約する不動産会社との間で別途発生する
注意したいのは、一括査定サービスの利用料と、実際に売却するときの費用は別のものだという点です。売却が成立すると、媒介契約を結んだ不動産会社に仲介手数料を支払うのが一般的です。ほかにも、ローンの繰上返済や抵当権抹消にかかる費用、印紙税、譲渡所得にかかる税金などが発生することがあります。査定が無料でも、売却全体では費用がかかることを前提に、手元に残る金額を試算しておきましょう。
ズバット不動産売却のメリット
1. 一度の入力で複数社に依頼できる
通常は不動産会社ごとに物件情報を伝える必要がありますが、一括査定なら入力は1回で済みます。最大6社に依頼できるため、時間に限りがある本業のオーナーにとって、情報収集の手間を減らせるのは実用的な利点です。
2. 査定を横並びで比べられる
1社だけの査定では、その金額が高いのか低いのか判断できません。複数の査定結果が手元にあれば、根拠の違いや売却の戦略の違いを見比べることができます。査定額の高い低いだけでなく、その理由を聞くことが、会社選びでは大切です。
3. 投資用の一棟物件も選べる
前述のとおり、物件種別にマンション一棟、アパート一棟、ビル一棟があります。収益物件を持つオーナーも入力の対象に含まれているため、区分だけでなく一棟ものの出口を考える場面でも検討できます。
4. 運営会社の情報が確認できる
運営のウェブクルー社は1999年10月1日設立で、会社概要やプライバシーポリシー、利用規約が公開されています。個人情報の取り扱いについてはISO27001に基づく管理を行っているとされています。一括査定は個人情報を複数社に渡す仕組みのため、運営会社の情報が確認できることは、安心材料のひとつです。
ズバット不動産売却のデメリット・注意点
広告記事であっても、利用前に知っておきたい注意点は正直に書いておきます。一括査定には、メリットと同じ数だけ注意点があります。
- 複数の不動産会社から、メールや電話で連絡が入る
- 査定額は各社の見立てであり、その金額で売れることを示すものではない
- 対応できる会社は、物件の所在地や条件によって変わる
- 同じサービスを月に複数回使うと、その月は利用できなくなる場合がある(利用規約)
複数社から連絡が来る
依頼した各社から連絡が来るのは、仕組み上避けられません。仕事中に電話が鳴るのが困る場合は、依頼時に連絡のつきやすい時間帯を決めておく、メールでのやり取りを希望するなど、連絡の受け方をあらかじめ決めておくことをおすすめします。
査定額と実際の売却価格は別物
査定額は、不動産会社が「この価格で売れる可能性がある」と見積もった金額です。実際に買い手がつく価格は、売り出し時期や物件の状態、融資の状況、買い手の動向などで変わります。高い査定額を出した会社に依頼したものの、なかなか売れずに値下げを重ねた、という展開はどの一括査定でも起こり得ます。高い査定額だけを理由に会社を選ばないことが、後悔を減らすコツです。
投資用物件は入居状況で評価が変わる
収益物件は、空室か入居中か、賃料水準はどうか、修繕履歴はどうかによって評価が変わります。オーナーチェンジで売る場合と、空室にして売る場合とでも条件が異なります。査定を依頼するときは、賃貸借契約書や収支の資料をそろえておくと、会社側もより具体的な見立てを出しやすくなります。
売却に伴うローンと税金の確認が必要
ローンが残っている物件は、売却代金で残債を完済できるかが前提になります。また、売却益には譲渡所得として税金がかかります。国税庁によると、譲渡した年の1月1日現在の所有期間が5年を超える土地や建物は長期譲渡所得、5年以下は短期譲渡所得として税額の計算が分かれます(詳細は国税庁のタックスアンサーで確認できます)。個別の税額は事情によって異なるため、具体的な判断は税理士に相談してください。

評価されやすい点・気になりやすい点(編集部の整理)
この節は利用者の口コミではなく、公式サイトの情報と一括査定という仕組みの一般的な性質をもとに、編集部が整理したものです。
評価されやすい点
- 入力の手間が少なく、無料で複数社の見立てを集められる
- 投資用の一棟物件を含む複数の物件種別に対応している
- 運営会社の概要や規約、個人情報の取り扱いが公開されている
気になりやすい点
- 複数社から連絡が入るため、対応の負担が出る
- 査定額に差が出た場合、その理由を自分で見極める必要がある
- 売却の意思が固まっていない段階では、使いにくい
どちらも、一括査定サービス全般に当てはまる性質です。メリットを活かしながら、負担を減らす使い方を考えることが、満足度を左右します。
他の売却方法との比較
投資用不動産の売り方は、一括査定だけではありません。主な方法の違いを、一般的な特徴で整理します。
| 方法 | 特徴 | 向いている場面 |
|---|---|---|
| 一括査定サービス | 一度の入力で複数社に依頼でき、査定を比較できる。複数社からの連絡が入る | 売却先の候補を広く探したいとき |
| 1社に直接依頼 | やり取りが1社で済む。比較の材料は少なくなる | すでに信頼できる担当者がいるとき |
| 購入した会社に相談 | 物件の経緯を理解してもらいやすい。他社の見立てとの比較はできない | 購入時の担当者との関係が続いているとき |
| 買取を依頼 | 不動産会社が直接買い取るため、売却のスピードを重視しやすい。仲介より価格が下がる傾向があるとされる | 早く現金化したいとき |
どの方法でも、売却の目的(時期・価格・手間)を先に決めておくと選びやすくなります。一括査定は「まず相場感と会社の選択肢を知る」段階に向いています。相場の確認には、国土交通省の不動産情報ライブラリで公開されている取引価格の情報も参考になります。
申し込み・利用の流れ
- 公式サイトで物件種別を選ぶ(マンション、戸建て、土地、一棟ものなど)
- 都道府県、市区町村、町域を選択する
- 物件の詳細と連絡先を入力して、査定を依頼する
- 不動産会社からメールや電話で連絡を受ける
- 査定結果を比較し、訪問査定や媒介契約を検討する
査定には、物件の情報から算出する簡易的な机上査定と、実際に物件を見て算出する訪問査定があるのが一般的です。ローンの残債が分かる書類や、賃貸中なら賃貸借契約書、直近の収支が分かる資料を用意しておくと、やり取りが進めやすくなります。
また、不動産会社と結ぶ媒介契約には、一般媒介、専任媒介、専属専任媒介の3種類があります。契約の種類によって、複数社に同時に依頼できるかどうかや、報告の頻度などの条件が変わります。契約を結ぶ前に、違いを担当者に確認しておきましょう。
失敗しない選び方のコツ
査定額の理由を説明してくれる会社を選ぶ
金額だけを比べると、あえて高い査定額を提示して契約を取ろうとする会社に引っかかる可能性があります。近隣の取引事例、賃料の想定、売り出し戦略を、根拠を添えて説明してくれるかを基準にしましょう。
早く売りたい人の場合
期限があるなら、販売力や買取への対応を含めて相談できる会社を重視します。売却の期間の見通しを具体的に聞き、値下げの判断のタイミングを事前に共有しておくと安心です。
じっくり価格を見たい人の場合
時間に余裕がある場合は、複数社の販売戦略を比べて、売り出し価格の設定の考え方まで聞いておきます。専任媒介にするか一般媒介にするかも、この段階で検討します。
投資用の一棟物件を売る人の場合
一棟ものは、収益物件の取引経験がある会社かどうかが重要です。担当者に、投資家向けの販売実績や、融資を使う買い手へのアプローチ方法を質問してみてください。
よくある質問(Q&A)
Q. 査定を依頼するのに料金はかかりますか?
A. 利用規約には、利用者は当サービスを無料で利用できると記載されています。ただし、売却が成立した際の仲介手数料などは、契約する不動産会社との間で別途発生します。
Q. 何社に依頼できますか?
A. 公式サイトでは、最大6社に一括で査定を依頼できると案内されています。実際に何社が対応できるかは、物件の所在地や条件によって異なります。
Q. 投資用のアパートや一棟マンションも査定できますか?
A. 物件種別の選択肢に、マンション一棟、アパート一棟、ビル一棟が用意されています。個別の物件への対応可否は、各不動産会社の状況によります。
Q. 営業電話が多くて断りづらいのでは?
A. 公式のよくある質問では、連絡があるのは依頼のあった不動産会社だけとされています。連絡を控えてほしい場合は、その不動産会社へ直接伝えれば止めてもらえると案内されています。
Q. 売却を決めていなくても使えますか?
A. 公式サイトの注意事項には、売却の意思のない査定依頼は控えるよう記載されています。売却を前向きに検討している段階での利用が前提です。
Q. 同じ月に何度も使えますか?
A. 利用規約に、同一のサービスを月に複数回利用した場合、その月は利用できなくなる場合があると記載されています。依頼前に入力内容をよく確認してください。
ズバット不動産売却はこんな方におすすめ
- 保有する投資用不動産の売却を、前向きに検討している方
- 売却先の不動産会社を、複数の候補から比べて選びたい方
- 自宅や相続した不動産の価値を、まず把握したい方
- 仕事の合間に、手間をかけずに依頼を出したい方
向かない可能性がある方
- 売却するかどうかが決まっておらず、情報収集だけをしたい方
- 電話やメールの対応が難しい方
- すでに信頼できる担当者と売却の話を進めている方
まとめ
ズバット不動産売却は、物件情報を一度入力するだけで、最大6社の不動産会社に査定を依頼できる一括査定サービスです。利用者は無料で使えると規約に記載されており、一棟マンションやアパートなど投資用の物件種別も選べます。一方で、複数社から連絡が入ること、査定額がそのまま売却価格になるわけではないこと、売却時にはローンや税金の整理が必要なことは、あらかじめ理解しておきたい点です。
査定は、売却を決めるための材料集めです。高い金額だけを追わず、根拠の説明や売却の進め方まで含めて、複数社を見比べてください。税金の具体的な判断は税理士に相談し、会社の最新の条件は公式サイトで確認しましょう。


